
福岡市の取り組み
最近、こんなニュースを目にしました。
福岡市がエンジニア向けに「一人起業」を後押しする事業開発支援プログラムをスタート。
一見すると、夢のある話ですよね。
行政が起業を応援してくれるなんて、時代も変わったなぁ…と、しみじみ感じました。
でも、実際に一人で起業した立場から言わせてもらうと、「ちょっと待って」と言いたくなる部分もあるんです。
一人起業の魅力と落とし穴
もちろん、一人で起業することにはたくさんのメリットがあります。
- 自由な働き方ができる
- 初期コストを抑えられる
- 自分の理想を追求できる
そして、福岡市のように自治体が支援してくれるなら、スタートのハードルもグッと下がりますよね。
実際、私も「自由に働きたい」「自分のビジネスを育てたい」という思いから起業しました。
だからこそ、こうした支援は本当にありがたいと感じます。
でも、忘れてはいけないのが——
「孤独」という、想像以上に大きな壁。
それが一人起業
会社員と違って、仕事量は不安定になりがち。
何より、すべての責任を一人で背負うことになります。
この「孤独感」が、想像以上に精神的な負担になるんです。
実際、孤独に耐えきれず「自分は何のために起業したんだっけ?」と目的を見失ってしまう人もいます。
そして、静かにフェードアウトしていくケースも少なくありません。
覚悟と仕組み
だからこそ、起業には「どんな苦労にも耐えてでもやり遂げたい」という覚悟が必要です。
これはもう、一種の“誓い”のようなもの。
私の場合は、事業に集中するために外注を活用したり、税務は税理士さんにお願いしたりして、自分のリソースを「やるべきこと」に集中できるようにしました。
そのためには、ある程度の事業資金と、できれば不労収入のような安定した土台があると心強いです。
さらに、法人化することで信頼性もアップ。
「株式会社」という形は、社会的な信用を得るうえでも、事業を引き締める意味でも有効だと感じています。
「目的」ではなく「手段」
最後に、これだけは伝えたい。
起業はゴールじゃない。あくまで、何かを成し遂げるための手段です。
自分が何を実現したいのか。
その“軸”がブレないようにすることが、何よりも大切。
福岡市の支援は素晴らしい取り組みだと思います。でも、起業するかどうかは、自分自身の覚悟と目的次第。
「支援があるからやってみよう」ではなく、「やりたいことがあるから、起業という手段を選ぶ」
そんな順番で考えてほしいなと思います。
時代は変わっても、事業経営の本質はそう簡単には変わりません。
むしろ、競争はこれからもっと激しくなっていくでしょう。
以上


