
結局は逆だったという話
まず、自分はどうか?
今回はそこ考えながら読んでほしいですね(笑)
1995年から2007年まで、私はメーカー営業として働いていました。
今でこそ「営業」と聞くと、スマートなスーツ姿で颯爽と歩くイメージを持たれる方も多いかもしれません。
でも、当時の私は、まさに“どぶ板営業”の真っ只中。
中小企業を相手に、泥臭く、汗をかきながら現場を這い回る日々でした。
人間の見栄と欲が交錯する世界なんです。そこではスマートさなんて通用しません。
営業とは、駆け引きの世界でもあるので、人間をよく知っている者が、勝つんです。
コロナ以降、私は再生部品事業に一本化し、海外営業が中心になりました。
特に中国とのやりとりは、日本とはまるで違う。
言葉の壁、風習の違い、そして文化的な駆け引き。
今までにない営業スキルが問われる場面ばかりです。
それでも、25年という歳月の中で、私は本当に多くの人と出会ってきました。
そして、ある“逆説”を知りました。
営業は「人との仕事」であり、営業という仕事は、ただモノを売るだけではありません。
どれだけ多くの人と接するか。
そして、どんな人と仕事ができるか。
これがすべてです。
これが人生の宝でもあります。
人間の本性が現れる瞬間は、仕事の中にこそ潜んでいます。
だからこそ、外面と内面を見極める力が必要なんです。
笑顔の裏側にあるもの
営業経験がある人なら、きっと感じたことがあるはずです。
会社ではいつも笑顔の人が、実はプライベートでは無口で笑わない。
芸能界でも、明石家さんまさんや岡村隆史さんがそういう話題でいじられているのを見たことがある方も多いでしょう。
人は誰しも、良く見られたいと思うもの。
だからこそ、「良さそうに見える人ほど危ない」「不器用に見える人ほど真面目」という方程式が成り立つのです。
なぜか?
それは、人間が本性を隠そうとする生き物だからです。
詐欺師はそれを上手く利用しているのです。
意外と多い周囲の人たち
営業をしていると、「お金を持っていそうに見える人ほど、実は困っている」という逆転現象に何度も遭遇します。
これは意外と多いんです。
それを見抜ければ、痛い目に遭うこともないのですが、そういう概念で仕事をしていない人は騙されてしまうのです。
人は本性(本当の姿)を見られたくないものです。
だから、嘘をついたり、見栄を張ったりする生き物なんです。
もちろん、本物の人もいますが、話せば解ります。
本当はありのままの姿を見せれば良いだけなんですが、それができない人が多いです。
「この人、無理してるな」
そんな違和感は、営業の現場で何度も感じてきました。
この力はどぶ板営業だからこそ理解できたのかもしれません。
車が教えてくれたこと
人の生活感が分かるのは住む家や車なので贅沢品と言われます。
30年前、ヤナセのディーラーの方が知人でいましたので、そういう話を良くしました。
そこで「外面と内面の違い」に気づいたんです。
メルセデスベンツの維持費が驚くほど高いことを知ったとき、思ったんです。「これ、見栄で買ってる人、絶対に苦しいだろうな」と。
そこでベンツをローンで買う人が増えているという話を聞きました。
そういう方がすぐそばにいたんです。
ディーラーの人は私に言いました。富裕層はローンで外車を買わない。
つまり、見栄っ張りの人は借金で回している人が多いということです。
営業の達人たちは口を揃えて言います。「世の中は、逆で動いている」と。
最後に
この話は、ほんの一部です。
でも、私が伝えたいのは「隠そうとするものほど、強調される」ということ。
だからこそ、それを強調する人ほど、実は危うい。
世の中って、そういうものなんです。
以上


