
便利を考える
最近、「人間が弱くなっている」という話題を耳にすることが増えました。
精神的な“弱さ”だけでなく、身体的な“弱さ”も確かに感じる場面が多い気がします。
今日は、先日実際に起きた出来事をきっかけに、私がずっと考えている「便利の副作用」について書いてみたいと思います。
夜中の救急搬送
先日、取引先の年配の女性が夜間救急で搬送されました。
旦那さんから聞いた話では、夜の22時頃に突然お腹の激痛を訴え、救急車を呼んだとのこと。
近くの病院では対応できず、最終的に聖マリア病院へ搬送され、緊急手術。
診断は「腸が破れて、内臓の菌が漏れ、腹膜炎を起こしている」というものでした。
最悪は「死に至る」ということでICUに入ったらしいです。
ここで思うことは「腸が破れる」なんて、そんなことがあるのか。
しかも当日は普通にゴルフまでしていたというのですから、兆候らしい兆候もなかったようです。
意外なキーワード
その話を私の妻にすると、彼女が調べていた内容と妙にリンクしてきました。
キーワードは「便秘」。
もちろん今回のケースと直接結びつくかは分かりません。
ただ、最近の傾向として“あるもの”が便秘を悪化させている可能性が指摘されているそうです。
その”あるもの”とは 温水便座。
便利で、気持ちよくて、清潔。その裏で、人間本来の機能を弱めているかもしれないという話です。
温水洗浄便座のリスク
調べてみると、意外と問題点が多いことに驚きます。
1. 温水洗浄便座症候群(皮膚トラブル)
過度な洗浄で皮膚のバリア機能が失われる。
かゆみ、痛み、湿疹、皮膚が硬くなる、ひび割れ、ただれ
2. 痔の悪化
強い水圧や長時間の洗浄が炎症を促進
痔ろうなどの疾患が悪化するケースも
3. 排便機能の低下
刺激に慣れて便意が鈍くなる
温水刺激に頼ることで自力排便力が弱まる
推奨される使い方は、洗浄は10〜20秒、水圧は弱〜中
拭くときはこすらず押さえるといったもの。
腸が破れることとどう関係があるのか?
この話はある肛門科医師のブログで調べたことです。
便秘にもいろいろ種類があり、「出口で塞ぐ」そういう便秘は要注意です。
この便秘が慢性化すると、直腸に便がどんどん溜まり、出口が塞がれます。
そこへ便秘薬で無理に排出しようとすると、大腸に強い負担がかかり、最悪“破れる”こともあるそうです。
出口が詰まっているのに押し出そうとするわけですから、当然といえば当然です。
そして、その“出口を塞ぐ要因”のひとつが、温水便座による肛門・直腸の機能低下だという指摘もあります。
信じるか信じないかは人それぞれですが、私は「確かにあり得る」と感じました。
便利の裏側には必ず“副作用”がある
温水便座は人類の歴史から見ればごく最近のもの。
本来、肛門をお湯で洗う必要なんてなかったはずです。
それでも、”便利”、”気持ちいい”、”清潔”、この3つが揃えば、誰だって使い続けます。
しかしその結果、思わぬトラブルを招くこともある。
これこそが 便利の副作用 だと私は思っています。
コンピュータもスマホも同じ構図
便利だからと頼りすぎれば、漢字を書けない子どもや大人が増える。
スマホに依存しすぎれば、判断力が鈍り、感情のコントロールができなくなる人も出てくる。
便利さの裏側には、必ず何かが削られている。
それに気づかずに使い続けると、取り返しのつかないところまで行ってしまうこともあるんです。
自分の頭で考える力
繰り返し言ってしまうのですが、私は強く思うんです。
これからの世の中は、便利さに流されず、自分の考えを持って生きていくことが求められるステージに入っていると。
もちろん、便利は悪ではありません。
ただし、便利には必ず副作用があるということを認識しなければならないと思います。
そのことを知っているかどうかで、人生の質は大きく変わり、これから訪れる不調やトラブルを未然に回避できることもできます。
本当に最近そう思うんですよね。
以上


