任せられる医療とは

日常の話

病院は命を預ける場所

医療って、結局のところ“生かすも殺すも医師次第”。

そんな現実を、ここ数年ますます強く感じています。

昨日は「医師の劣化」について書きましたが、実はこの“劣化”という現象、医療に限った話じゃないんですよね。

どの業界でも静かに、でも確実に進んでいるんです。

私自身、起業前はメーカー営業をしていましたが、あの世界でも同じように“営業の劣化”が進んでいました。

なぜか。

理由はシンプルで、会社に守られているからです。

守られていると、人は劣化します。

与えられたことだけをこなす“兵隊”になり、ロボットのように動くだけの存在になってしまうからなんです。

それで一生終われるならまだしも、時代は変わる。

企業も変わる。

そして最悪の場合、“リストラ”という現実が襲ってくるのです。

医療も同じです。

型にはまった医師は劣化し、気づけば「この人、いつの時代の医療やってるの?」と驚くほど取り残されてしまう。

本人は真面目にやっているつもりでも、進化の激しい医療の世界では、型どおりの知識だけではどんどん遅れていくんです。

私が経験した「任される医療」

昨年末、こんな記事を書きました。

本物は自分を本物とは言わない
唐津で歯と心を整える日昨日は唐津の歯科医院へ定期健診に行ってきました。久しぶりに唐津のことを少しだけ書いてみようと思います。唐津の歯科医院へ向かう途中、偶然にも猿田彦神社があるんです。この神社、私にとっては“心の洗浄スポット”。健診のたびに...

ここで書いたのは、信頼できる歯科医師との出会いについてです。
あえて“先生”と呼ばせていただきます。

きっかけは、右奥歯のトラブル。

福岡市のかかりつけ歯科医からインプラントを勧められたことでした。

インプラントが嫌だった理由は、お金ではありません。“自分の歯を失う”という事実がどうしても受け入れられなかったんです。

念のため福岡市内の歯科医院を何件か回りましたが、どこも同じように「インプラントですね」と口を揃える。

その現実に途方に暮れていたとき、妻が一つのブログを見つけてくれたんです。

半信半疑でその歯科医師にメールすると、「奥歯の写真を送ってください」
と、あっさりした返信。

スマホで撮影して送ると、「問題ありません。来週来院してください」
と、これまたあっさり。

正直、“騙されてるんじゃないか”という不安もありました。

でも結果として、2017年8月に抜歯再生治療を受け、奥歯は見事に再生。あれから9年、今も問題なく噛めています。

これ、すごくないですか?

しかも“再生”といっても、IPS細胞のような最先端技術ではありません。基本的な処置を丁寧にやってもらっただけなんです。

劣化しているのは医師だけじゃない

歯科医師の劣化というより、自由診療へ誘導しようとする“業界の劣化”もあるのかもしれません。

もちろん業界の内情は知りませんが、結果だけ見れば、インプラントにしなくても歯は再生したわけです。

これは歯科に限らず、医療全般で起きていることだと思います。

医師は特別な存在ではありません。

ただ勉強して医学部を出ただけの“普通の人間”です。

専門医ならまだしも、何でも屋の医師は知識が浅いことも多い。

極端な話、私だって白衣を着て専門用語を並べれば、それっぽい医者のパフォーマンスくらいできます。

問題は、そういう医師をチェックする仕組みがないこと。

大学病院なら医局の目がありますが、個人クリニックや中小の病院にはそんなものはない。

だから、レベルの低い医師が普通に存在してしまう。

特に薬の処方は、本当に怖い。

医療は“任せる”ものではなく、“見極める”もの。

そんな当たり前のことを、私は自分の体験を通して痛感しました。

以上

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