
続く不祥事
また福岡銀行の不祥事がニュースに出ていましたね。
正直、私としては「またか…」という感想しかありません。
今日は少しだけ、福銀まわりの話を書いてみます。
毎年のように続く不祥事
ここ数年の出来事を振り返るだけでも、かなりの数が出てきます。
2025年:行員(32歳男性)が顧客1名から約9,200万円を着服(懲戒解雇)
2024年:損保ジャパンや大同生命からの出向者が、他社の保険契約情報を無断で出向元へ提供
2023年:窓口行員が県立高校の保護者に、生徒913名分の書類を誤って交付
そして今回もまた、出向者による情報漏洩です。
こうして並べると、もはや“毎年恒例”のように見えてしまいます。
急成長企業にありがちな「プレハブ小屋」現象
福銀はM&Aを繰り返して大きくなってきた銀行です。
急成長した企業にありがちな“プレハブ小屋”状態――つまり、外見は立派でも内部の整備が追いつかない、あの現象が起きているように感じます。
私自身、以前貸金庫の件で相談に行ったとき、あまりのずさんな対応に驚いたことがあります。
「これが銀行?の対応?」と思うほどでした。
合併で大きくなった企業は、内部に“水と油”のような文化が混在します。
コンセンサスが取れず、組織としての統制が崩れやすい。
私が勤めていた東芝グループの会社も同じで、最終的には倒産しましたので、あれがそういう企業の末路です。
結局のところ、文化の違いなんですよね。
銀行は特に“エリート意識”が強い世界。
合併すれば、どちらが上か、どちらが主導権を握るか、学歴はどうか…そんなプライドのぶつかり合いが起きやすい。
ドラマでもよく描かれるあの構図ですよね。
上層部が権力争いをしていれば、内部統制なんて進むはずがありません。
福銀内部も、恐らく似たような状況なのでしょう。
だから貸金庫問題のような事件も「内部では当たり前の文化だったのかもしれない」と思えてしまうのです。あの件は警察と協議して、自ら取り下げました。
情報漏洩は“昭和の不祥事”レベル
今回のニュースを読んだとき、思わず「昭和か?」と感じました。
今の時代、社員が情報を持ち出すこと自体が極めて難しいです。
それなのに、出向者が簡単に持ち出せる環境が残っていた――これはもう、内部統制が完全に崩壊している証拠です。
貸金庫をあさる事件が起きても不思議ではありません。
むしろ「やっぱりね」と思ってしまうほど。
犯罪は“1人ではできない”
企業犯罪の多くは、複数人の“暗黙の協力”があって成立します。
”見て見ぬふり”・”気づかないふり”・”社内が円滑に回ればいい”という曖昧さ
こうした空気がある職場では、正義感は育ちません。
つい先日の東芝テックの2億円着服事件も、報道では1人ですが、実際は複数人の関与があったと社員から聞きました。
企業の内部には、そういう“抜け穴を探す人間”が必ずいるんです。
内部統制がしっかりしている会社は、社員のモラルも高く、犯罪ができない環境が整っています。
一方、福銀のように内部統制が崩れている企業では、「同じような事件が繰り返される」これは避けられません。
貸金庫事件の行員の対応を見ても、とても内部統制が機能している企業とは思えなかったのです。
残念ながら、今の福岡銀行は内部統制が弱く、文化的な問題も根深い。
このままでは、同じような事件が今後も続くでしょう。
悲しいですが、これが現実だと思いますよ。
以上
消されると思いますが、下記がニュースです。



