自由修理が必要な時代

日常の話
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基本的な考え方

働き方が時代と共に変化し、ビジネスも時代と共に変化しています。

私がこの再生部品事業を立ち上げた理由は1つです。

部品があればまだまだ使えるパソコンが大量のゴミになっていることが勿体ないと思ったことです。

多くの人は「部品さえあれば・・」と思ったことがあると思いますので、それをビジネスにしました。

部品があれば自分で修理した方が速い人もいますし、それが安心な人も沢山います。

しかし、どうしてもメーカーPCはメーカー修理に出さなければならないので今の時代利便性悪いです。

故障は修理代がかかってしまうこと以上にパソコンが使えない期間が発生するのでビジネスと止めてしまうことになります。

今の時代なら考えられません。

この事業がメーカーPCの買い替えを邪魔しているかもしれませんが、私はこれこそが間接的なサスティナブルな社会への貢献だと思っています。

確実にニーズがある

私の事業は規模が小さいですが、ここは規模を大きくすれば当然コストに跳ね返ってきますので、本来の趣旨から外れてしまうのです。

セルフリペアは「安く」「早く」「安全」にです。

修理ができてもコストが高ければセルフリペアの意味がなく、安いコストで実現するするからこそ人はリスクを負ってチャレンジするのです。

「安全」という意味を含めると私のショップの価格がスタンダードだと思っています。

自由修理

外資メーカーの凄いところがセルフリペアを推奨しているところです。

彼らにはサービス子会社がないため、部品のサプライヤーチェーンにリペア用の部品を放出しているのです。

私はその日本語モデルを海外から仕入れているだけです。

外資メーカーは修理方法を公開していますので、部品さえあれば誰でも修理可能なようになっています。そこが凄いですよね。

海外にはメーカー修理という概念が存在しません。

これが自由修理の環境なのです。

とにかく海外は修理に関してスピーディーかつシンプルな構造になっていますので修理ができない人でもチャレンジができる環境をメーカーが自ら提供しているのです。

ただ、そこには当然リスクがありますので、リスクを負いたくなければ街の修理屋さんに頼むという選択肢も設けられています。

私は「修理」に対して自由修理こそが時代にあった修理だと自負しています。

法的な問題

ビジネスにはいろいろ難癖をつける人もいます。

私のショップでは販売に関する法的な確認(リーガルチェック)は既に終わっています。

国内法をベースにチェックすると著作権、商標権などは確認済みで今のところこの部品ビジネスにある国内法は中古品に関する「古物商免許」ぐらいです。

それと消費者法などを考えれば「純正部品」という表記です。

ヤフオクなどでは良く使われていますが、私のショップではメーカーから仕入れたもの以外は「純正品」とは表記しません。

つまり購入者に誤解を与えないように注意しているということです。

仕入先も海外のebay認定部品工場ですので、品質等には問題ないです。

ただ、輸送時の故障するなどもありますので独自で品質チェック基準を設け販売しています。

この事業はまだまだ発展途上ですので、やりたいことが沢山ありますが、まずは足元を固めて行っています。

社会に対する影響

先ほども言いましたが、人の役に立つ仕事をしたかったので、この事業を立ち上げました。

ただ、それが必ずしも役立つかというセルフチェックは常にしていかなければなりません。

セルフリペア部品は壊れたパソコンを偽装できる部品でもあります。

部品を変えるだけで化ける中古パソコンも沢山ありますので、そこは気になる点です。

ですからそういうものに騙されないように購入する側もスキルが必要な時代ですし、できなければ、パソコンは正規の販売店で購入することをお勧めします。

最近では偽装を防止するため、ボトムカバーに型番を刻印しない(シールを貼らない)メーカーも増えてきましたし、セルフリペア歴が長い海外メーカーのHPやDELLなどはタグ番号で機種を確認するなど内部システムが基本になっています。

既に製品自体を外観だけで判断できないようになっているということです。

そう考えるとメーカー認定中古パソコンなど、中古市場もこれから大きく変わっていくでしょう。

このように時代の流れに応じてPCメーカー側も対策をしていかなければならないと思います。

どちらにしてもパソコンの故障が機会損失になる時代ですから、修理に関してはメーカー修理を前提にするのではなく、選べる自由修理を作っていくことが時代にあった考え方と思いますよ。

以上

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