腸閉塞/イレウスと長く付き合って行くには

健康寿命
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腸閉塞/イレウスに悩む人へ

※これはあくまでも私が感じた個人的な体験によるものですので、全ての方に当てはまるものではありません。

私は19歳の時に後腹膜腫瘍の摘出手術を行い、それがきっかけで腸閉塞/イレウスに苦しむ人生を送るようになりました。

もちろん、手術から36年経った今でもそのイレウスに悩まされていますが、「ちょっとおかしいなあ?」と思った時に直ぐに行動を起こせば何も心配する必要はありません。

これは開腹手術をした人の宿命と思ってポジティブに考えてください。

人間の体のメカニズムとは本当に奥が深いものです。

ここではイレウスとの上手な付き合い方を説明します。

考えられる原因

50歳の時にイレウスで入院して以来、少し付き合い方を変えたこともあります。

55歳の今私なりに考えてみると恐らくきっかけは下記3つだと思っています。

1、腸の健康状態が悪い(便が細い)
2、運動不足(デスクワークが主体)
3、食べ過ぎ(消化不良、腸の酷使)
一般的には冷えや睡眠不足、食べ物などの基本的なことが原因とされていますが、大きな原因は腸の健康状態が悪いということだと思います。

一言で言えば「腸が浮腫んでいる」

それが原因で腸の動きが鈍化するのだと思います。

結局、腸の運動の鈍化は冷えなども発症するため、イレウスを発症した時は決まって激しい悪寒を感じるからです。

食べ物は関係するか?

基本的にはあまり関係しない思います。

明らかに消化が悪いものは内臓の疲労や腸の動きを鈍化する原因を作り出しますので、控えた方が良いですが、腸が健康な状態であれば何を食べても便として排泄されます。

消化の悪い、海藻類、根菜類、肉などはあまり良くありませんが、食べたい時は良く咀嚼して食べれば良いだけです。

イレウスの対処方法

さて、イレウスと付き合って行くにはまず腸を健康な状態にすることです。

それは毎日の排便作業です。

決まった時間に決まった量の便を出していくことで腸が健康な状態を維持します。

では、どうすれば良いか?

毎日キチンと睡眠を取り、朝ごはん、運動、など、規則正しい生活になれば便は自然と朝排泄するようになります。

これでほぼ完治します。

下記は2018年の入院の時ですが、この頃の健康状態を考えても今と全く違った生活習慣でした。

この頃は便が細いので排便後少し違和感を感じていました。

こうやってあの苦しい時を思い出しお灸をすえていくことで規則正しい生活習慣にして行ったのです。

参考:レントゲン

イレウスに薬はあるか?

イレウスに効く薬はありません。

ただ、予防という意味であれば漢方薬の大建中湯が良く言われていますが、これは気休めです。

大建中湯は内臓を温めて動かし易くする漢方薬ですから、イレウスは「冷え」も関係していますので「予防」になると思います。

ただ、これがイレウスの薬か?と聞かれればそうではないと言います。

そもそも大建中湯は術後に飲む漢方薬ですので、癒着しないようにする薬です。私のような癒着性イレウスの患者にはあまり効果が無いと思います。

イレウスに効く薬は無いので、やはり生活習慣の改善で推定完治を目指した方が良いと考えています。

私が実施したこと

私はとにかく便秘にならないように気を付けました。

それは腸を健康な状態に維持していけば良いので、まずは決まった時間に排便するという訓練をしました。

朝は毎日5時に起きて、朝食後、少し歩いて、コーヒーと軽食、それを続けていくと決まった時間(8時~9時の間)に排便するようになります。

次第に便が太くなり、色も良い状態になります。

それを1年くらい繰り返していくと、推定完治します。

古傷ですので、体調の変化で直ぐに表れてくるやや面倒な病気ですので、この生活習慣はどんな状態でも維持しています。

休みだろうが、平日だろうが、毎日5時に起きて同じことを繰り返し行っているだけです。

何でも薬に頼る時代なのですが、ベースは生活改善で正常な生活に近づけていけばイレウスは推定完治するものです。

信じられるのは自分だけですので、マイペースでポジティブに生活しましょう!

以上

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