イレウスと付き合う その2

健康寿命

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イレウスと付き合う

イレウス(腸閉塞)と付き合っていくには自分がどういう種類のイレウスなのか?良く理解しておく必要があります。

このイレウスは自分で理解しなければ救済できませんし、医師は一般的なことしか言えないと思います。

ですから、最大の対策/予防はまず自分を理解することです。

私の場合は19歳の時に手術をしているのが原因で「術後イレウス」とか「機械的イレウス」などと呼ばれる術後の癒着によるものになるみたいですが、いろいろ調べていくと何となくそのメカニズムが解ってきたように思います。

しかし、悲しいかなこのイレウスには特効薬がなく、日々の予防が最大の処方箋になっています。

まずは生活を変え、死ぬまでイレウスを付き合って行かなければならないのだと思いますよ。

血行がキーワード

先日、某消化器外科医院の院長と話していると、院長も腹膜炎の手術をし、過去イレウスを発症しているらしく、独自のイレウス予防策をお持ちだったことを知りました。

その話の中で「医療用酸素カプセル」に入ると症状が緩和されるという話があったのです。

酸素カプセルに入ると酸素濃度が上がり、血行をよくするという効果があるみたいですから、それがイレウスの特効薬になるのかもしれません。

そういう話を聞くとイレウス原因の中にも「血行障害」というものもあるので、身体全体の「血の流れ?」がイレウスに大きく関わっているような気がしたのです。

意外とイレウス発症原因が食べ物だけのような印象がありますが、基本はここだと思いますね。

イレウス発生時

そこで2018年2月にイレウスで入院した時のことを考えました。

当然、2月なので、寒い日ですが、イレウス症状を感じた時に物凄い「悪寒」を感じたのです。

そう、物凄い寒気なのです。

口が諤々するような、あの感じ?

もちろん、きっかけが寒さという訳ではないと思うのですが、身体が冷え切っているという実感がありました。

何とも言えない、身体の芯から冷え切っている感じがしたのです。

冷えとの関係

私には医学的な知識がありませんが、今までのヒヤリングや実体験で「冷え」=「イレウス」の密接な関係があることが解ったように思います。

こういうことが解らなかったので、2018年退院してもイレウス症状は完治せず、不安な毎日を過ごしていました。

ただ、イレウス日記というものを自分で付けはじめ、その症状や時期、気温、体調などを記録から分析し、何となく「冷え」との関係が予測できたのです。

それからずっと身体を冷やさない、特に内臓を冷やさないことに心がけてきました。

恐らく、その成果は今でていると思います。

基本は「冷たいものを飲まない」がベースになりますが、より効果的なのは温めの作用を入れることです。

私の場合、冬場は腹巻やさ湯や生姜湯など、こちょこちょこ飲み、飲み過ぎないように内臓を温めています。

夏は脱アイスクリームですね。

でも、これは辛いので、さ湯とアイスクリームを交互で食べています。

イレウスの痛みから考えれば、こんなこと簡単なことですが、イレウス発症以外は普通の生活ですので、夏場冷たいものは食べたくなりますね(笑)

手術と冷え

病気を手術すれば治ると簡単に言いますが、どんなに医療が進化しても、手術は常に死と隣合わせです。

何十年も酸素に触れたことが無い内臓が、開腹手術により酸素と触れることで身体には大きなダメージがあります。

調べてみると術後の内臓の温度が一般の人の内臓の温度と比べ5度程度下がってしまうと言われます。

ですから、この時点で「冷え」というハンディを完全に背負い、イレウスへのリスクをもろに負ってしまっているのでしょう。

術後イレウスの方はその「冷え」に注意して生活すればイレウスと長く付き合っていけるものだと考えています。

以上

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