日本の中のビジネス
日本に住んでいると日本のルールや価値観が基準になります。
ついついそれが当たり前とか?常識だとか?勝手に言っている自分がいますので、話になりません(笑)
他国に住んだことが無いのでそれは仕方がないのですが、国境を超えたビジネスではその「常識」が意外と邪魔をします。
それは当然のことでしょう。
国が違うんだから。。。笑
ただ、そういう既成概念は国境を超えたビジネスの場合、あまり良いことではないですから、常に頭をリセットし、日本人特有の手法を織り交ぜながら進めるのが一番良いと考えています。
例えば、慎重な面(リスクヘッジ)などは日本人の無敵のアイテムだと思います。
少額から取引を始めて相手を伺うことや、手数料を多めに払って相手にうま味を与えて信用を得るなど、自分なりのビジネスの教科書を作っておくと良いです。
主導権
現在、香港も含めると3名の中国人とやり取りをしています。
それぞれ得意なアイテムを持っている人たちです。
若い人は24歳、後は30代ですね。
私よりずっと若いですが、皆共通していることは何事も商売に貪欲で何でもスピーディーに対応することです。
これこそ華僑などの血を引く国民性なのかもしれませんね。
そういう人とやり取りをするようになり中国人特有の価値観というものが何となく分かってきた気がします。
彼らは黒か?白か?買うか?買わないか?の2つに1つの世界なのです。
つまり現代のビジネスに向いている世界標準のビジネススタイルですし、何でも参考にします。
ですから、怖くもあり、やり易くもあるのです。
例えば、私が大量に発注したものは「日本では売れる?」というものを察知して、直ぐに日本で売られてしまいます。
私は「これは日本で売られていないので、これが売れる!」と思って、仕入れると直ぐに日本で売られてしまうのです。
これの繰り返しですね(笑)
最初は頭に来ましたが、中国人と言うものを知ると諦められるものです。
ですから、そうならないように自分なりの戦略を立てて付き合って行くことが必要です。
日本の価値観や常識に囚われていると簡単にひっくり返されますし、あっと言う間に主導権を取られてしまうのがこの中国ビジネスだと思います。
解ったこと
日本の報道では中国は偽装国家やコピー商品などで悪いイメージしかありません。
これは先ほども言いましたが、言い方を変えれば良いところはどんどん真似て行こう!という考え方の1つです。
彼らには罪の意識などありませんし、これを「罪」ということを言っている日本人はどんどん取り残されていくと思います。
自分に足りないことがあれば、人の良いところを参考にして取り入れていくという考え方ですから悪いことはありません。
もちろん、長年試行錯誤をして作った商品のコピー商品を売るという行為は犯罪なのかもしれませんが、彼らにとってはこれも罪の意識はないのでしょう。
中国が発展したのはそういう貪欲さがあったからではないでしょうか?
また、騙すという概念もあると思いますが、どんな国にも悪い人達は沢山いますので、中国人全員がそういう訳ではないと思います。
とにかく、お金になるところには徹底的に自分を投資していくのが中国スタイルのビジネスなのだと思いますので、その逆も直ぐに起こります。(潮が引くように去っていく)
そういう貪欲さが日本の若い人には必要なのもかもしれませんね。
以上