
ポンコツシステムの現状
昨日もまた、11万件の個人情報が流出したというニュースが流れていました。
ここ最近、企業のサーバーがハッキングされたり、社員のモラルハザードが原因だったりと、「人間の劣化」と「システムの脆弱性」がセットで露呈する事件が本当に増えてきた気がします。
元システムエンジニアとして、100%安全なシステムなんて存在しないことは重々承知しています。
それでも、今の日本のシステムは“海外から守れない”レベルにまで落ちているのではないかと、認めざるを得ない状況です。
原因は恐らく「社員のレベル」の一言です。
個人情報なんて、もうダダ漏れ状態だと思っています。
だから、こういうニュースを聞いても正直無反応。
「ああ、またか」という感覚です。
スマレジの10万件流出、JALのシステム障害…
スマレジにもJALにも自分の情報は入っていないので直接の影響はありません。
でも、問題はそこじゃないんですよね。
よく「マイナンバーカードを持ち歩かないから安全」と言う人がいますが、本質はそこではありません。
大事なのは “情報がどこで管理されているか”。そして、その場所は私たちが知らないどこか。
もしかしたら日本ですらないかもしれない。
デジタル情報は流出しやすいだけでなく、一度漏れたら“消せない”。この重大さに気付いていない人が多すぎる気がします。
システムはどんどん脆弱になる時代へ
便利さを追求した結果、これからはシステムを作る側のレベルがどんどん低下していくでしょう。
つまり、システム自体もどんどん脆弱になっていくという流れです。
なぜか?
理由はシンプルで、会社が人を育てなくなったからです。
昔は“ノウハウの継承”が当たり前でした。
経験が次の世代に受け継がれていった。
でも今はそれがない。
企業の劣化が進んでいる証拠です。
「AIがあるから」「アプリ化してるから」そんな言葉が飛び交い、経験則が軽視される時代。
老害などと言っている人もいましたね。
でも、人間が作るシステムほど、過去の経験が活きるものはありません。
富士通でさえあのレベル
マイナンバーシステムを作った富士通でさえ、あのポンコツぶり。
本当に何とも思わないのでしょうかね。
企業のプライドは無くなったか!!
と言いたいです(笑)
私がエンジニアだった頃、当時の新日鉄情報通信システム(現NSソリューションズ)が日本団体生命(現アクサ生命)のシステム構築を受注したものの、結果的に納品できず、日本IBMに引き継いだというニュースが日経コンピュータに載ったことがあります。
あれは今でも記憶に残っています。
システム会社の恥でした。
これも新日鉄のシステムばかり作っていたぬるま湯会社の影響です。
過去のシステムトラブルを振り返ると、共通しているのは 「設計段階のミス」が最も多いです。
経験やノウハウが浅いから、ユーザーの要求仕様をまとめきれない。
センスの問題もあるでしょう。
本来、設計で固め、テストでバグを徹底的に潰す
これができて初めて“信頼できるシステム”になるんです。
今はそれを怠っている、というより、そもそもそこが最も重要ということに気付いていないのかもしれません(笑)
アナログが鉄壁
エンジニアのセンスや理解力、プロマネの能力にも依存しますので、これらが揃わない場合は恐らくシステムは崩壊します。
誰が関わったか?
これも問題です。
10のことを3言えば理解する人もいれば、10言っても理解できない人もいる。そんな時代だからこそ、私は思うのです。
そう考えると、これからは“アナログこそが鉄壁”???。
便利だからと何も考えずにデジタルに依存していると、ポンコツシステムから痛い目に逢わされるかもしれません。
今はそういう時代に突入しているのだと思いますよ。
デジタルを使うところは使い、アナログのところはそれを使う。
選ぶ時代かもしれませんよね。
以上

