
ニッチ市場を開拓
今回の「マイクロ法人を作る」では、前回に続いて“ニッチ市場が決めて”というテーマで、私が取り組んでいるパソコン部品マーケットについて少しお話しします。
私の事業は「パソコンのセルフリペア支援」なんです。
起業当初取り組んできたウェブ事業を縮小して、本格的に会社の主軸にしようとしています。
ウェブ事業では既に生き残っていけないことを悟りました(笑)
そういう決断の下、パソコンを自分で修理できるようになるためのスキル習得と、それに必要な部品の販売を組み合わせた事業を展開しています。
それが何でニッチ市場か?
詳しくは割愛しますが、要は修理方法を説明し、ユーザー自身がチャレンジできる環境を整えているとでも言いましょう。
これが細かい箇所まで行っています。
メーカー品の部品をここまで事業として売っていないと思います。
そんな流れをサポートしています。
経験ない人には解らないかもしれません(笑)
収益は部品販売と広告収入です。
コロナ禍がセルフリペアの追い風に
この仕組みが注目されたのは、コロナ禍でリモートワークが急増した時期なんです。
会社のパソコンを自宅に持ち帰って仕事をするスタイルが一般化しましたが、軽微な故障が起きるとパニックになりますよね。
自宅には代替機がなく、セキュリティの関係で私物PCも使えない。
教えてくれる人も居なければ、毎日のリモートワークスケジュールが立て込んでいます。
そんな中、修理に出すと1週間以上かかることもあり、仕事が止まってしまう
そんな状況で「自分で修理できたらいいのに」と思った方が多かったのではないでしょうか?
そのニーズに入っていきました。
部品マーケットの裏側
私たちが提供している部品は、新品や中古パソコンを分解・再生したもの、そして海外から輸入したものなど多岐にわたります。
特にHP、DELL、Lenovoなどは海外にリペアセンターを持たないため、民間の修理店が部品を仕入れて対応しているのが現状です。
海外では「自分で修理する」が当たり前。
でも日本では、メーカーと修理会社の利権構造が根強く、部品の流通が制限されてきました。
その上、修理相談はできず、どういう修理があるかすら教えてくれない。
メーカーに送れ!の一点張りなんです。
1件1件対応するのは難しいと思いますが、選択肢はそろえてあげる方が良いと思います。
「修理する権利」とSDGsの視点
近年では「修理する権利(Right to Repair)」という世界的な動きもあり、SDGsの観点からもセルフリペアは注目されています。
法的にも、部品は著作権の対象外であり、再生部品の流通に問題はありません。
私たちは弁護士やパソコンメーカーに確認し、合法的に事業を展開しています。
参考リンク:修理する権利についてのコラム

セルフリペアのリスクと責任
もちろん、セルフリペアにはリスクがあります。
費用は抑えられますが、失敗すれば火災などの重大なトラブルにつながる可能性も。
それも全て自己責任です。
だからこそ、情報収集と慎重な判断が必要なんです。
それでも挑戦する価値はあると、多くのユーザーが実感していると思います。
ノウハウの蓄積とAI活用
私たちは、ユーザーからの相談の敷居を下げ、誰もがセルフリペアの相談ができる窓口を作っています。
その相談内容を全てブログにアップし、データベース化しています。
毎日です。
それが日々生成AIの学習データとなり、悩みを解決する情報源として生成AIの中でもデータベース化され活用されるようになりました。
その結果、AIが私たちの事業を紹介してくれる機会も増えたんです。
軽度な修理は自分で、重度な修理は専門家に。
そんな選択肢があることで、働き方の自由度は格段に広がります。
セルフリペアという新しいスタイルが、これからの時代のスタンダードになるかもしれません。
以上


