FILCO閉業のニュースを見て思ったこと

働き方

時代の流れがそこにある

今朝のニュースで、世界的に有名なメカニカルキーボードブランド「FILCO」が閉業したと知りました。

「閉業」って言葉、最近あまり聞かないですよね。

倒産、人手不足倒産、民事再生…そんな言葉ばかりが飛び交う中で、「閉業」という表現はちょっと珍しく感じました。

今日はそのことについて、少しだけ思うところを書いてみます。

「閉業」と「倒産」の違い

調べてみると、閉業(廃業)は“経営者の意思による自主的かつ計画的な終了”のことらしいです。

必ずしも赤字だから辞めるわけではなく、・経営者の高齢化・後継者不在・市場環境の変化など、さまざまな理由で決断されることもあるとのこと。

そう考えると、FILCOも将来の市場規模や世代交代を見据えた上での判断だったのかもしれません。

私はメカニカルキーボードはオウルテックを使っていましたが、20年前に買ったUSBキーボードも用途に応じてまだ現役です。

これだけ使われると商売あがったりでしょうね(笑)

ただこの外付けキーボード需要はコロナ禍を境にリモートワークが普及するのを受けてノートPCが主役になっていったんです。

そうすると外付けキーボードの需要は確実に減りました。

デスクトップのシェアが落ちれば、当然その周辺機器も影響を受けます。

長く一緒に時代を歩いてきたメーカーが静かに姿を消していくのは、やっぱり寂しいものです。

廃業・倒産が増える時代の空気

最近は私の周りでも、取引先が倒産や廃業に追い込まれるケースが増えています。

そういう時代背景もあって、FILCO(ダイヤテック株式会社)も「倒産」ではなく「閉業」という選択をしたのだろうと感じました。

私はこのやり方に賛成です。

事業をしていると、マーケットの空気感や世代交代の波って、肌で分かる瞬間があります。

「ああ、もう自分の時代じゃないんだな」そう思ったときに、後継者へバトンを渡すのか、経営を刷新するのか。

ウェブ事業をしていて、この再生部品ビジネスにスイッチした時がその瞬間でした。

インターネットが急成長し、ホームページ制作やネットショップ制作にどんどん新興企業が参入し、新たな技術が入ってくると私たちのローカルな会社が埋もれていくんです。

人は「安くてクオリティの高いもの」を望み、ビジネスの根幹などは気にしなくなってきたのです。つまり、ビジネスを成長させるということではなく、見てくれが安くできればそれで良いというコストばかりを意識する流れになった時に私はそう感じたんです。

恐らく、令和という時代の特徴なのかもしれません。

令和は“新陳代謝”の時代

今はまさに過渡期だと思っています。

その変化についていけない企業が廃業や倒産を選ばざるを得ない状況になっているのだと思いますね。

大企業でさえ黒字リストラが当たり前になりつつあり、それを軽視すると後で大きなツケが返ってくる。そんな厳しい時代が令和なんだと感じているんです。

では、経営者に必要なものは何か。

簡単です。それは「時代を感じること」と「自分を知ること」。

この2つだと思います。

令和は“新陳代謝の時代”。

企業も人も、変わるべきところは変わり、引くべきところは引く。

そんな柔軟さが求められているのかもしれません。

以上

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