部品販売の現場から見える「人」と「時代」の不思議

働き方

人間の不思議

再生部品の事業を始めて、気づけばもう10年ほど経ちます。

ありがたいことに、その実績も伸び続けているので本当に遣り甲斐があります。

理由を探ってみると、ネット上ではすっかり「部品専門店」として認識されているようで、なんと Google の生成AIまで私のショップを紹介していることに気付きました。

そりゃ問い合わせも増えるわけです。

今日は、そんな日々の問い合わせの中から少し紹介してみようと思います。

 DELL の中堅モデルのキーボード

問い合わせのトップは、DELL の Vostro / Inspiron / Latitude といった中程度の価格帯のキーボード部品。

10万円台後半のパーソナルモデルが中心です。

DELL は日本でも出荷台数が桁違いなので故障が多いのは仕方ない…と言いたいところですが、それにしても壊れ方が偏っている気がします。

部品専門家の視点で言えば、単純に“部品が弱くなっている”という可能性も否定できません。

メーカー修理の壁

キーボードが壊れたら、まずメーカーに問い合わせますよね。

すると返ってくるのが、だいたい 修理代5〜6万円。

円安と人件費高騰を考えれば妥当ですが、パソコン市場を知らない人からすると驚く金額です。

しかも、キーキャップ1つ外れただけでもメーカーは部分修理をしません。

原則「ユニット交換」なので、キーボード丸ごと交換になり、費用が跳ね上がるわけです。

でも、今の時代の本当の問題はそこじゃありません。

いま一番のネックは「修理期間」

修理期間は 1週間〜10日が標準。

人手不足の影響で、それ以上かかるケースもあるようです。

さらに、修理に出す際は「データ保証なし」。バックアップ必須です。

高額な修理費を払ったうえに、10日間パソコンが使えない。これ、現代の生活ではかなりの損失です。

だからこそ、皆さん藁にもすがる思いで私のショップに問い合わせてくるんだと思います。

そして修復できると、本当に喜んでもらえる。

佐川急便を使っても 2000円でおつりが来るんです。

しかも修理期間ゼロ。

財布にも優しい。

メーカーのあの回答からすれば天国だと思います。

ある女性からは「神様」と言われたこともありました(笑)

小売り10年で気づいた「人の不思議」

この仕事をしていると、本当にいろんな人に出会います。

自分の常識では理解できないことも多い。

たとえば、送料を極限まで抑えるために用意している「ゆっくり配送(普通郵便)」。

“10日でも20日でも届けばOK”という方向けのサービスです。

ところが、この配送方法を選んだお客様から

「なるべく早く届けてください」

「2日前に発送連絡をもらいましたが、まだ届きません」

というメールが届くのです。

しかも意外と多い。

とりあえず、メールで説明はしますが、返答無し。

毎回「不思議だなあ」と思いますね。

「ゆっくり」という意味を知らないのかなあ~と考えることもあります(笑)

人と接することで見えてくるもの

小売り業を10年続けてきて思うのは、「人」という生き物は本当に多様だということ。

騙されやすい人、騙されにくい人、自分の常識が他人には通じないという現実があります。

世の中で起きている“理解不能な事件”も、こういう視点で見ると妙に納得できたりするんです。

多くの人と接することで、人間は成長できる。

逆に、人と接しないと、思考はどんどん劣化していくんだと思います。

ただ、おかしな人間と付き合うというバカげたことも我慢しないといけないとなると考えてしまいますね。

まあ、生きていく上で最低限の人と付き合って良ければ良いのかもしれませんね。

そんなことを日々感じながら、今日も部品と向き合っています。

以上

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