
業界標準を考える
先週新しいモデルの部品が入荷しました。
新しいモデルですのでAI PC用ですが、部品としてはちょっと古いモデルが良いです。
2023年前後がベストですね。
出荷数であればレノボが多いのですが、この換算の仕方がずるい。
NECレノボ集団も同カウントしていますから純粋なレノボのPCがカウントされていないのです。
ですからNECの出荷が見えないので、毎回NECの部品調達が疎かになり、NECユーザーには申し訳ないんです。
要はどういう機種のどういう部品が必要か?と言うことを良く研究して仕入れなければなりませんから、上位3社くらいまでしか分析できないのです。
分析をミスすると不良在庫が溜まっていくという流れになりますので、ここは非常に重要ですし、これが企業のノウハウでもあり企業秘密でもあるのです。

さて、複雑に絡み合った各社PC需要も年々変わってきています。
やはり業界トップを行くレノボやHP、DELLは全世界的にパソコンの考え方が国内企業と比較して違います。
部品ビジネスをしているとそういう裏事情がが解ってきます。
ここ10年で消えるメーカーがあると思いますが、中国ではベンチャーメーカーもバブルのように出てきていますので、一層激化していくでしょう。
結論から言えば気軽にリペアできる環境を作っていくメーカーが生き残ります。
ですからASUSなんかは上位に食い込んでくると思いますよ。
国内企業は規制が厳し過ぎで修理子会社を守ろうとしていますので中国マーケットではマイナスイメージです。
既得権益を守ろうとすると社会の反発を買いますので、ここは業界標準の外資メーカーに合せる方が生き残れると思います。
海外のサプライチェーンの担当者と良く話ますが、国内メーカーはかなり敬遠されていますので、この影響が恐らく今後出てくると思います。
今の時代は守ることより攻める方がブランドイメージは良いですから、外資3大手とASUSがかなり注目されていくと思います。
最近、富士通がそういうことを理解してきましたので、富士通は生き残るんじゃないでしょうか?
そう考えるとレノボ、HP、DELL、ASUSそして富士通です。
それ以外は考え方を改めないととんでもない結果になると予測します。
そういう自分で予測して行動に移すナレッジビジネスが面白いです。
以上


