
歳を重ねるということについて思うこと
歳を取ることは、誰にとっても“初めての経験”です。
だからこそ、この先に何が待っているのか、本当の意味で分かっている人なんていないのだと思います。
若い頃は「若いっていいな」と素直に思えますし、経験を積んで一人前になっていく過程には面白さがあります。
仕事でもステップアップできて、やりがいを感じられる時期。
30代から50代くらいが、人生の中で一番充実していると感じる人も多いでしょう。
そんな時代を過ごしてきて、ふと気づくと——当時50代だった知人が、もう70代になっていました。
最近、その方の言動に少し違和感を覚えることがあり、気になっていました。
やはり認知の部分に変化が出てきているようで、初期の認知症ではないかと思っています。
義母が認知症なので、初期段階の“あの感じ”は、どうしても分かってしまいます。
老いによる単なる物忘れと、そうではないもの。
その違いは、認知症を知っていると自然と見えてきます。
ただ、認知症は突然なるものではなく、長い時間をかけて進んでいくもの。だからこそ、周りが早めに気づき、理解し、寄り添うことがとても大切だと感じています。
それでも、老いには誰も勝てないのだと、つくづく思います。
そして、その事実に触れるたび、胸の奥に静かな寂しさが広がります。
以上


