持ち家論からくる高額な住宅ローン

日常の話

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住宅ローン

今回は表題にもあるちょっと話題な「持ち家論」について、少し書いてみたいと思います。

最近下記のような50年ローンや夫婦ペアローンなどの記事を良く見かけます。

若者に広がる住宅ローン50年 建築コスト増で総返済額より毎月の支払いを重視…金融機関・購入検討者・ハウスメーカー・FP それぞれのリアル 35年返済は終焉に向かうのか | TBS NEWS DIG (1ページ)
いま、住宅ローンの返済期間に変化が起きています。徐々に人気を集めているのは、返済期間が50年のローンです。建築資材の高騰などで、右肩上がりが続いている新築戸建ての価格。北海道の平均価格(土地含む)は、2… (1ページ)

不動産も売れないので苦肉の策だと思いますね。

私の基本的な考え方としては、「持ち家」は欲しい人が買えばいいというスタンスです。

当然、高額なローンを背負うことになるため、単に物欲で買うのではなくどんな苦痛でも耐える覚悟で買ってほしいです。

私自身、起業を夢見ていましたから、当時不動産の購入リスクを負うに至らなかったのですが元々妻も私も興味もなかったので欲しいと思わなかったのです。

結果として起業を選んだのですが38歳のときに思い切ったことは、今振り返っても良い判断だったと思っています。

おかげで妻との絆も深まりました。

一番避けるべきことは、住宅を「見栄で買う」や「損得で買う」で高額な住宅ローンを抱えてしまうことです。

若い時にしかできないことはたくさんありますから、単なる見栄の借金のために働く人生は、できれば避けた方が良いでしょうね。

持ち家と家系の価値観

私の家は持ち家論者が多い家系だったため、持ち家推奨派でした。

30代の頃は父に会うたびに購入を勧められました。不動産関係者は、賃貸を「損」と捉える傾向があるようです。

確かに、福岡市中央区でマンションを購入していれば、資産運用の面では良かったかもしれません。

しかし、結果論で語れば何でもプラスに見えてしまうので、それは意味がないでしょう。

私の記憶では、当時平尾駅から徒歩20分ほどの場所に、4LDKの建売住宅が5,500万円で売られていましたので、現在の相場では8,000万〜1億円ほどになっていると思います。

ただ、30代半ばで5,500万円のローンを抱えると、その後の人生は保守的になり、自由度が大きく失われると感じます。

当然のことながら「起業」という夢は絶たれていたと思います。

ですからその当時の判断は、今思えば正しかったと思いますし、法人にしましたので、賃貸は経費として節税があります。

結果として買わなくて良かったです。

たかが住宅程度のもので若い時にしかできないことを断つべきではないですよね(笑)

人生の価値観と自分への投資

人生の良し悪しは、最終的に「どんな死に方をするか」で決まると私は考えています。

だからこそ、やりたいことをやるのが一番だと確信しています。

私がしたくないことは、「誰かに頼って生きること」です。

すべてのことを、自分の判断で進めていきたいですから若い時には、自分への投資を惜しまないでほしいと、常々伝えています。

ほとんどの人は親に頼って生前贈与で住宅を購入している人が多いと書いてあります。

そういえば私の周辺でもそういう話を聞きますし、私の父からもそれを助言されたことを覚えています。

節税の恩恵を受けているので、それは賢い買い方かもしれませんが、私には皆無だったのです。

誰かに頼るということをしたくなかったし、それが親でも同じだったのです。

当然、損得で考えると「損」をしているのかもしれませんが、損得のために自分の考え方を変えたくなったのです。

当時の私は「物」で幸せになれるわけないと思っていましたので、小さなことでも拘って生きていました。

話は元も戻し、結局は物価高騰の時代で多額のローンを抱えて生きていくことには変わりありません。

従って、これだけ物価が高騰している時代に不動産所有は今の時代やはり多少なりともリスクがあると考えることが自然でしょう。

良く言われていますが、「インフレの今はどうせ買うなら今買わないと損です」というハウスメーカーの共通セールストークに騙されている若者が多いということも解ります。

外野がなんだかんだ言っても借金を背負うのは住む自分ですから悔いのないように良く考えて人生を送ればそれで良いのだと思います。

以上

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