
今回も撃沈
香りって不思議で、ひとつハマると「これだ!」と確信したくなるもの。
そして確信した瞬間に、だいたい道を間違える。
今回の私はまさにその典型だったんです。

ブラックオーキッドを買ったはずなのに…?
先日、トム・フォードのブラックオーキッドのコロンを買った話をしました。
そう、あの“リッツカールトン福岡の香り”に似ているというか、名前だけ。
「極めて似ている」という噂?
先日届いて付けてみると
── 全然違う。
まるで違う。
似ている気配すらない。
何この香り。
リッツの香りはもっとラグジュアリーで、甘さと深みが絶妙に混ざり合った“あの空間の香り”。
対して購入したブラックオーキッドは、確かに蘭ベースの香りはするものの、甘さゼロ。
むしろストイックな蘭。
気分が悪くなる魔性の蘭かな。
「え、あなたそんなキャラだった?」と問いかけたくなるほど別物だった。
生成AIにまんまと乗った男
実は今回の購入、生成AIのアドバイスを参考にした結果だった。
「一番近い香りです!」と自信満々に言われたので、素直に信じてしまったわけだ。
ところが今聞くと、AIはこう言う。
「SNSやメルカリなどのフリマアプリで『リッツ福岡の香り』としてブラックオーキッドのサンプルが転売されているケースが多々見られますが、注意が必要です」
いや、ほんとその通り。
注意が必要だったのは私だった。
ブラックオーキッドというワードが広く使われているせいで、勝手に“似ている説”が独り歩きしていたのだろう。
結果、私はその独り歩きにしっかりついて行ってしまったわけだ。
今回の件で確定した。
リッツカールトン福岡のブラックオーキッドの香りは完全オリジナル。
真似できませんよ。
似ているという噂は嘘。
そしてトム・フォードのブラックオーキッドは、私にはちょっと無理だった。
香りの世界は奥深い。
そして時に残酷だ。
でもまあ、こういう失敗も含めて香りの旅は楽しい。
今回はいい勉強になりました。
以上


