
学びと人生
私の父方の本家は久留米で大規模農業を営んでいます。
時々訪ねると、8歳年下の次男坊に会うのですが、彼は本家を継ぎ、ミツバの水耕栽培をはじめ葉物野菜を中心に生産しています。
若いのに農業の新しいスタイルを学び続けていて、話を聞くたびに刺激を受けます。
やはり「好きだからこそ学び続けられる」のだと思うんです。
どんな仕事でも、「学び」を止めてしまえば面白さを失い、ただ誰かに頼るだけの人生になってしまうでしょう。
働く喜びも薄れ、人としての魅力も失われていく
そういう人たちを見ていると、向上心というものは好きでなければ作られない。
――そんな思いを強くします。
本当の勉強
私が大学を卒業して23歳で就職したとき、新入社員の祝辞で社長がこう言いました。
「皆さんは学校を卒業して社会人になったことで、もう勉強しなくて良いと思っているかもしれません。しかし本当に学んでいくのは社会人になってからです。つまり今からが勉強の本番なんです。」
その言葉に身が引き締まる思いをしたのを今でも覚えています。
実際、毎日が勉強の連続でした。
資格取得が会社の価値を決める時代で、仕事と資格勉強が重なり、時間があれば勉強、常に参考文献を読んでいるという地獄のような日々…が続いたんです。
「学び続けること」が存在する唯一の手段だったのです。
「5年目」という岐路
先日、某IT商社の担当者が来社したとき、彼も入社5年目で過酷な毎日を過ごしている様子でした。
そう、入社5年目は分岐点なのです。
責任ある仕事が雪崩のように押し寄せ、後輩指導、自分のスキルアップ、資格取得…。
IT業界は日進月歩で、半年前に覚えた技術がもう古くなる世界なんです。
特に今はAIが入ってきており、そのテクノロジーも日進月歩で猛烈なスピードで進化しています。
だからこそ「本当に好きでなければ続けられない」と痛感します。
IT業界は知識が生産性を高める特殊な業界なんです。
常に新しくなければ存在価値がない業界と言っても良いでしょう。
それに気づくのがおおよそ5年目。
そこで「この仕事が好きかどうか」が問われるのです。
好きこそものの上手なれ
私自身も28歳で業種転換をしました。
入社5年での決断でした。
普通のサラリーマン生活を続けるのは難しく、多くの仲間が5年ほどで辞めていきました。
けれど今ではITを活用して新しいサービスを生み出す事業をしていて、まさに「三度の飯より仕事が好き」という道を歩んでいます。
39歳で起業して、ここまでやってこれたのは、その仕事が好きだったからだと思います。
「好きこそものの上手なれ」――この言葉の意味が、今では心から理解できます。
そう考えると、あの時のあの決断がなければ、今の自分はないと確信できます。
人生には必ず決断の瞬間があり、それが未来を形づくる。
自分で考え、自分で行動する。
どんな時でも決断が必要な時ってありますし、損得だけで判断すると危険なものも沢山あります。
だから人生は面白いんだと思いますね。
今日は、そんな自分の実体験から感じたことを書いてみました。
「学び続けることの大切さ」を少しでも感じていただけたら嬉しいですけどね。
では。
以上


