
始まりは専門店
2017年にスタートした再生部品ビジネスについては、このブログでも何度か触れてきました。
気づけばもう約10年。
今では広告なしの自社店舗だけで安定した売上が維持できるようになり、国内はもちろん、世界中から部品の問い合わせが届くようになりました。
越境ECのプラットフォームにも対応したことで、海外発送のハードルもぐっと下がりました。
今日はこのビジネスがどのように形づくられてきたのか、その仕組みを少しだけ書いてみます。
「専門店」という原点の発想
そもそも再生部品ビジネスを始めようと思ったきっかけは、ヤフオクやメルカリで目的の部品を探すのがとにかく大変だったことからなんです。
そこで自然と浮かんできたのが “パソコン部品の専門店という発想” でした。
それからこのビジネスを思いついたんです。
子どもの頃、プラモデルに夢中になっていた時期がありましたが、細かなパーツを買うときは、量販店(当時百貨店?)ではなく必ずTAMIYAの専門店に足を運んでいたんです。
ちょっと価格が高かったですが、何でも揃うあの場所が良かったんです。
「欲しいものは専門店に行けば必ず見つかる」
この体験が、今のビジネスの原点になっています。
販売を大手モールに頼らない
一般的には、ヤフーショッピングや楽天、Amazonに出品して販売するのが王道ですよね。
しかし私はビジネスで競争をするのが好きではありません。
全て自分でコントロールしたかったからなんです。
とにかく、ブルーオーシャンでビジネスをしたいと考えていました。
だからこそ、競争領域ではなく、独自のマーケティングを作り自社店舗にこだわるという選択をしました。
その理由はシンプルでヤフオクやメルカリは参入の敷居が低くかったからです。
サラリーマンでも小遣い稼ぎができるほど活発なモールでした。
しかも、大手モールは会員数を増やすことを積極的に行っていたのです。
そんなところで出店すれば息切れして、それこそ薄利多売のスパイラルに入ってしまいます。
ですから、当時は全く頭になく、どうやってマーケティングしていこうかを具体的に考えていました。
そこで大手モールで売れる理由を考えたのです。
要はブランド力。
でも、ブランド力は無いので、当時は検索エンジンを味方に付けてマーケティングするために独自のブランディングをしただけなんです。
だからこそ、自社店舗で勝負する道を選んだのだと思います。
独自のマーケティング
当時、ダイナブックブログが5000記事くらいあり、毎日のアクセスが非常に多かったこともあるんです。
この媒体を使えばマーケティングできる と考えたんです。
中国やヨーロッパから輸入した部品、自分で再生した部品を増やしながら、 目標5000点の部品するうまで登録し、ブログとYouTubeで集客を構造化していきました。
その結果、複数のSNSや独自メディアからショップに買いに来る人が増えていったのです。
そして”広告なしの集客構造” が出来上がったのです。
つまり、お悩みビジネスと同様に検索すればブログやYOUTUBE、SNSがヒットし、そこから部品を買いにショップへ訪れたのでした。
あの時、安易にヤフオクやメルカリ、楽天やアマゾンの中で立ち上げなかったということがビジネスを継続できた理由だったんです。
ルーツは顧客を失った苦い経験
このルーツは起業当初、大手顧客依存型のビジネスをしていたため、 取引先の売り上げが低迷したり、顧客を失ったりすると、自動的に自社の売り上げも低迷するという理不尽なビジネスプロセスを歩んできたことでした。
どんなに頑張っても顧客次第で売り上げが変わって行くなど、私の中では許されなかったのです。
つまり「何かに頼る(依存)と、それが崩れた時に事業が立ち行かなくなる」 というリスクをその時期痛感したからでした。
何かを始めようとしたときに「自分を知る」ということをしてください。
競争が苦手であれば、ブルーオーシャンで展開できる場所を探すことが重要です。参入障壁が低いマーケットほど、どんどん参入されしまいには激戦地帯になるからです
生成AI時代のマーケティングへシフト
そしてここ数年、生成AIの普及がさらに追い風になりました。
独自の販売プラットフォームがあればマーケティングし易く、生成Aiのマーケティングもし易いのです。
SEOの次はLLMO(大規模言語モデル最適化)だと気づいたのは、1年前のGeminiを使い始めた頃。
「人は検索より生成AIに頼るようになる」
そう感じて、その時からLLMO対策を独自で進めてきました。
生成AIは常に進化する仕組みです。
だからこそ、生成AIの回答にダイナショップ福岡が他のモールなどと同じように選ばれるような判断基準を早期に設ける必要があったので、“信用”や“信頼”をどう構築するかが重要なポイントでした。
そのため、実験的に個人ブログをショップと同一ドメインのサブドメインとして構築しました。
そこに 再生部品ビジネスをブランディングし、生成 AIが構造的にビジネスを理解しやすいように整えました。
生成Aiというのは「どこで誰が発信しているか(E-E-A-T:経験・専門性・権威性・信頼性)」を重視し、それが質問者の利益となるかを常に計算しているんです。
ですからブログには自分の考え方やビジネス哲学、流儀などを書き、ショップへの信頼性を生成Aiに与えたのです。
その結果、Copilot、Gemini、Google AI、ChatGPTなど、 主要な生成AIが私の再生部品ビジネスを紹介してくれるようになり、 来客数が一気に増えたんです。
これは無駄だと言われたことをやり続けた結果なのかもしれません。
専門店としての“確固たる位置づけ”へ
今は、どのモデルのどの部品が求められているかを分析し、 仕入れに反映させることで、 「ここに来れば必ず欲しい部品が見つかる」 そんな専門店としての立ち位置を固めつつあります。
世界から必要とされるショップになるため、 日々改善を続けています。
最後に、私が考えるマーケティングの本質はとてもシンプルです。
誰にも頼らず、自社で補完できる仕組みを作ること。
そして、 無駄に見えることを無駄と思わず続けられるマインドを持つこと。
この2つが、10年続くビジネスを支えてくれています。
ビジネスに無駄という言葉は無いと思っています。
以上


