ビジネスには利他的思考が必須だと思う

働き方

ビジネスマインドに必要なこと

ビジネスの世界には、いつの時代も「古い考え方」と「新しい考え方」があります。

そして今の時代は、そのどちらか一方ではなく、両方を上手に使いこなせる経営者だけが生き残ると強く感じています。

最近はニュースで「倒産」という文字をよく見かけますよね。

でも理由を調べると、ほとんどの場合はシンプルで、時代のニーズに合わせられなかったという一点に尽きます。

今のマーケットが何を求めているのか。

どんな層が自分のターゲットなのか。

それを細かく分析し、次の一手を打てる人だけが生き残る。

そんな時代じゃないですかね。

今日はそんなニュースを読みながら感じたこと、そして私自身の会社のリアルな状況を少し書いてみようと思います。

これから起業しようとしている人に、少しでも参考になれば嬉しいですね。

会社は常に走り続ける乗り物

私の会社は、もうすぐ20年になります。

マイクロ法人ですが、普通の株式会社なので、税金・事務所費・社宅費・顧問費・社会保険料など、毎月の固定費は一般の法人と同じように必ず発生します。

自宅兼事務所などとは違い、会社として独立したものですので、固定費が大きいです。

特に重税国家日本で会社を経営するには、税金が重くのしかかってきます。

消費税を四半期ごと、その他は半期、決算期に纏めて払うなど、税金の支払いサイクルも早いです。税理士には「またですか?」と言ってしまいがちなんです。

ですから常に現金を持っていないとキャッシュフローが一瞬で崩れてしまう世の中なんですよ。

これは法人というものを経営して初めて解ることだと思います。

だからこそ、一定額売上を確保し続けなければ、今の時代は3年…いや2年も持たないんじゃないかと思いますね。

実際、私の知人にも起業した人がいましたが、コロナ融資や借金で、結局倒産しました。

発端はキャッシュフローの乱れからです。

昔は税金も社会保障費もそんなに高くなかったので、「10年続けば安泰」と言われていましたが、今は全然違うんでしょうね。

10年続いても、11年目があるかどうかは誰にも分からない。

そんな時代だと思いますよ。

会社は「これで良い」というステージが存在しないのもありますが、常に成長し、時代のニーズに応え続けなければ、結局は必要とされなくなり倒産が必至なんです。

会社というものは常に走り続けなければ存続できないのでしょうね。

固定費の重さは想像以上

例えば、2名の会社でも、固定費を含めると毎月 粗利で150〜160万円は必要になります。

常に150万~160万です。

1人当たり粗利で80万稼がないと会社が回らないんですよ。

解りますか?

こんな零細企業でもそれを維持しなければならないんです。

これを下回ると、支出が上回り、すぐにキャッシュフローが崩れる。

重税と社会保険料の増加、そしてインフレという壁は、会社経営が想像以上に高くなっていると解りますよね。

だからこそ、継続できるビジネスを作るには、 市場のニーズを正しく理解し、売上を安定させることが絶対条件になります。

「利己」から「利他」へ

なぜ、私の会社が安定とまではいかないにしても、2017年から約10年再生部品事業を主軸に持続できているのか?

それをちょっと書きますね。

起業当初のweb事業や卸など、「起業できる!」と考えたビジネスはほとんど終息しました。

なぜかと言えば、時代のスピードも含めると、存続できるビジネスではないと気づいたからなんです。

web事業は起業当初から比べると単価は半分。

どんどん若い人たちが参入し、様々な技術がでてきましたので、正直追い付けなかったのです。

ですから、2017年に再生部品事業を立ち上げたときは存続できるビジネスを見つけた気がして、すぐにECサイトを作りました。

その話をしますね。

決済方法は「銀行振込」と「代引き」の2つだけ。

クレジットや電子マネーは手数料が高いから、当面はこの2つでいいだろうと考えていたんです。

「欲しい人なら多少面倒でも買うだろう」と。

でも、伸び悩んでいたのです。

ある一定数の顧客は買っていき、「悪い売り上げではない」と解っていたのですが、何となくイメージと違っていたんです。

今思えば、この考え方を変えられなかったら、今の事業は無かったと思います。

理由はシンプルで完全に 自分中心の“利己的”な発想だったからなんです。

解りますね。

今の時代「銀行振込」と「代引き」ってある?

そんな時、稲盛和夫さんの「利他」の考え方に触れ、 初めて「顧客目線で考えていない会社は衰退する」という事実を突きつけられました。

しかし、頭では分かっていても、利己から抜け出すのは本当に難しかったんです。

前回書いた中国人サプライヤーへの「感謝」という内容もその「利他」的発想ができたからだと思います。

人生の中で自分を変えることがこんなにも難しいことを痛快したステージでもありました。

自分の事業を「利他」的発想に変えていったら、次第に 売上が増して行ったんです。

これなぜだか解りますか?

恐らく、ビジネスマインドが変わったことで、潮の流れが変わったと思っています。

「自分さえ良ければ」という自分の会社のことしか考えなかった思考から、他者の利益も考えるようになったのだと思います。

自分が嫌なものは、市場も嫌がる。

恐らく、これでしょう。

銀行振込や代引きだけでは、

・カードポイントを貯めたい人
・スピードを求める人

どちらにもメリットがない。

つまり、顧客のニーズを無視して、自分さえ良ければという考え方だったんです。

これでは上手くいくものも行かなくなるでしょう。

それから、常に市場が求めているものを探しました。

ビジネスは意外とシンプル

私が言うまでもなく、市場には常にニーズがあります。

皆がニーズを把握できれば、苦労しませんし、会社の倒産もないでしょう。

ですから、それに気づき、応え続けていくことがどんなに難しいか?

それは経営者の方が良く知っているのだと思います。

私の気付きは「利他」的思考への変換であり、それは自分に余裕ができたからだと思います。

キャッシュフローが良くなれば、自ずと余裕がでてくるんです。

卵が先か、鶏が先か、ではないのですが、なぜキャッシュフローが良くなったか?

恐らくですが、利他的思考でしょう。

まずは、「利他」的思考に切り替え、市場のニーズを考えること。

それがビジネスの原点であり、すべてのスタートだと思っています。

以上

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