インフレ時代、“無償サービス”が静かに消えていく話

日常の話

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売る側が強い時代

今日は昔は当たり前のように無料だったサービスが、気づけばどんどん有料化されているインフレ時代の空気を、最近の実体験をもとに少し書いてみます。

これを読んでいる方も是非自分の周りのサービスを考えてみてください。

きっと気づきます。

ルーター不調

最近、会社のインターネットルーターの調子が悪くなり、機器に書いてあるNTTの障害受付に電話したんです。

すると翌日、折り返しの電話が。

ところが開口一番、

「お客様の契約はソネット光コラボなので、NTTではサポートできません」

とのこと。

ソネットがプロバイダーで、契約形態が“NTTコラボ”。

つまり、窓口はソネットに一本化されているというわけです。

最近はau光コラボ、ドコモ光コラボなど、囲い込み型の契約が増えていますよね。

その結果、昔のように「回線だけ個別にサポート」という仕組みは、もうほぼ消えてしまったようです。

ソネットのサポート番号ない?

仕方なくソネットのサイトにアクセスしてサポートダイヤルを探したのですが、驚いたことに電話番号が一切見当たらない。

4〜5年前は確かにオペレーターと話した記憶があるので、番号自体は存在していたはずなんですが、今は完全に消えているようです。

そこで見つけたのがチャットサポート。

最初に対応してくれたのは「AIモモコ」。

AIアシスタントが延々と対応し、どうにもならなくなってようやく人間のオペレーターに繋がりました。

ここまでで約15分。

前日のNTTからの折り返し待ちも含めると、丸一日が潰れた計算です。

もしこれが“ネット完全遮断”のような緊急障害だったら…と思うと、ちょっとゾッとしますよね。

結局はルーター交換へ

最終的には「11年使っているので老朽化の可能性が高い」とのことで、ルーター交換の手続きになりました。

ただ、ソネットは単なるプロバイダーなので、これはNTTの仕事になります。

またNTTからの電話待ちになったんです。

その流れで、ソネットのオペレーターに「緊急時に電話サポートがないのは不安」と伝えたところ、返ってきた答えはこうでした。

「従来のような無償サポートはありません。現在は有償サポートになります」

そして提案されたのがこちら。

【ソネット 安心サポート】
月額:330円(税込)
相談料金
・毎月1件目 → 無料
・2件目以降 → 1,320円(税込)/1件

つまりどういうことか?

もうお分かりですよね。

無償のコールセンターはAIが担当し、人間によるサポートは“有料”になった。

要するに、

「お金を払ってくれたらサポートします」

という時代に突入したわけです。

これはパソコンメーカーも同じ流れで、どこも有人サポートは有料化が進んでいます。

売る側が強い

昔のように、オペレーターが大量にいて丁寧に対応してくれる時代は終わっていました。

そんなサポートが残っているのは確実に利益率の高い健康食品やサプリなどの通販くらいでしょう。

物も人も希少になり、どこも強気。

利益を生む顧客には手厚く、それ以外は最低限。

サポートがなければ「ない」。

これが現実です。

人材が希少だからこそ、人件費を補えるところにサービスが偏る。

これは部品業界でも同じで、仕入れ先も儲けがなければ動いてくれません。

買う側が弱い

希少部品を扱う小売業界でも、今は「うるさい客に無理して売らなくても、他に買う人がいる」状態。

デフレ時代のように“物が余って買う側が強い”状況は、もう完全に終わりました。

今は逆で、買う側が弱く、売る側が強い。

周囲を見渡せば、その空気はあちこちに漂っています。

だからこそ、私たち自身も気持ちの切り替えが必要なのかもしれません。

インフレの怖さ

これから一層インフレが加速します。

インフレは物価が上がるだけではありません。

サービスの質や形態が変わり、無料だったものが静かに消えていくんです。

今回の一件で、それを強く実感しました。

以上

 

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