複合機ビジネスの末路

働き方

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複合機ビジネス

昨日は東芝テックさんの仕事で某市内のお客様のところに納品立ち合いに行きました。

取引先で複合機(デジタルコピー)の更新があったからです。

今回はビジネスの話になりますが、ちょっとお話します。

ストックビジネス

ストックビジネスというモデルをご存じか分かりませんが、古くから使われているビジネスモデルでもあります。

直訳するとストック(蓄え)のビジネス(仕事)で蓄えれば蓄えるだけ儲かるビジネスなのです。

会社には必ず複合機(コピー・ファックス・スキャナ)があり、企業はこれを5年から7年使います。

ほとんどの企業が5年経ったら更新し新しい機種を変え、また5年間使い続けるのです。

複合機が無い会社も最近ポロポロ出始めていますが、基本どの会社でも複合機(コピー機)はありますからまだまだビジネスとして成立します。

この複合機ビジネスは2007年に起業した時に助けてくれた唯一のビジネスでもあるのです。

驚くようなビジネスモデル

複合機自体は東芝テックから仕入れて、そこに利益を乗っけて販売し、その売価でお客様はリース会社と契約します。

そしてお客様はリース会社から借りて月々支払っていくという仕組みです。

昔はこのビジネスで得られる粗利が売価の20%から30%ありました。

例えば100万で仕入れたものを150万で売り、お客様は月額27000円くらいでリース会社から借りるようになります。

当時はこれが普通でした。

単純に考えれば1台売れば50万入ってきますので、3台売れば150万会社の利益になります。

極端な話、物理的な仕事はメーカーの東芝テックさんがしてくれますので1人でもできるビジネスです。

もちろん、売れば売るほど、利益が入ってきますので、頑張れば頑張るほど収入は増えます。

当時はこの複合機ビジネスは歩合制ビジネスの中心にあったビジネスモデルでもあるのです。

私がネット事業を中心に起業した時でも、片手間で1台/月は売っていましたので、収入は安定しました。

しかも、私は立ち会っているだけのお客様との繋ぎ役です。

こんなうれしいビジネスはないと思っていました。

ただ、このストックビジネスはこれだけで終わらないのです。

複合機はファックスやコピーをするとカウンター代が計算され、それをお客様に請求します。

カウンター代はトナー代やサービスマンの人件費、部品代などが入っていますので、強制的に契約されるのです。

社員50人くらいの会社では毎月の請求額が当時30万前後くらいあり、請求額は全てメーカーが決め、その差額が我々代理店が得ているのです。

常に一定利益が確保されているのです。

このカウンターも東芝テックからカウンター代を仕入れてお客様に請求します。

粗利で20%固定ですので、1社あたり6万~10万くらいの利益になります。

このように売った後でも利益を生み続けるのが複合機ビジネスでもあるストックビジネスなのです。

凄いでしょう。

楽なものは短命

しかし、参入する企業は多いのでこういうものは競争が激化します。

おまけにリーマンショックやペーパーレス化、メール元年など、社会の変動をもろに受け、悉くストックビジネスが崩壊していったのです。

今ではこのビジネスがお荷物と言ってよいでしょう。

昨日も東芝テックさんの担当へ言いました。

既存のユーザーはメーカーが守らないと代理店は守れないですよ!とね(笑)

代理店側は当時と比べて魅力が無いビジネスモデルになっているからなのです。

ましてや、ストックビジネスは他にもいろいろありますので、我々のような販売代理店はメリットがあるものに飛び移っていかなければ生き残れなくなってきているのも事実なのです。

それもそのはず、ファックスはメールへ、コピーはスキャンへと変わり、カウンターがほとんど上がらないという世の中になっているからです。

当時はこのビジネスが崩壊するなど微塵も考えられなかったのですが、既にその時代が来ています。

ここ数年でこの業界も淘汰され、統廃合があり、また新しいビジネスができるのでしょう。

ガラガラポンですね。

私がやっているセルフリペア支援事業も今は独占ですが、これも崩壊するときがくるのだと思います。

人間は常に何かを追い求め続けなければならないのでしょうね。

以上

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