
物を持たない人生
物は持っていれば時に安心することもあります。
住宅であればハイパーインフレになった時、家賃の高騰で「マイホームを買っておいて良かったァ~」となる時が仮にあれば安心です。
ただ、物への執着が時には人生を生き辛くしていることもあります。
今日は「物を持つ安心より、持たない自信」と題してちょっとだけ書きます。
物への執着を捨てる
さて、人間には物を持つ優越感というのもがあります。
人から羨ましがられたり、人よりもちょっと先を行く優越感、そしてブランドで判断される見栄の延長のようなものです。
夢の外車購入、夢のマイホーム・・ブランドバックに高級時計などいろいろあります。
でも私はそのへんが一般の人と違う考え方なんです。
昔からそういう物で幸せを感じることがなく、高級車に乗りたいとか、マイホームが欲しいなど一般の人が求めている物への幸せがなく、見えない幸せを追い求めている気がします。
それはお金を出せば簡単に手に入る物への優越感ではなく、本当の意味での優越感を求めているからです。
それが起業でもあり、自分で作り上げたビジネスの仕組みなのです。
つまりお金では買えない、人にできない経験や存在価値で、その優越感を味わいたいということなんだと思います。
恐らく物では満足しない性格なのでしょう。
こういう価値観になったのは今までの人生で物を持つ生活に洗脳されていたこともあり、面倒になったケースを沢山体験したからだと思います。
持ち家論
最たる物と言えば不動産があると思います。
私の場合、貸家を持っています。
2軒あるのですが、不動産というものが何をするにも管理会社や施工業者などの言いなりで自分の裁量で何もできないのです。
ましてやマンションに関しては一見聞こえは良いですが所詮共同住宅です。
自分の考えだけでは何も進められず、他人と運命共同体の人生を一生過ごさなければならないのでしょう。
こんなものに借金をして、その返済のために大事な人生を使ってしまうなど、私の辞書では考えられないのです。
昭和の考え方で住宅ローンを完済して立派と称えられる時代的考え方もありますが、確かに間違いではないです。それは立派だと思います。
ただ、昭和とは時代も変わりました。
もちろん、庭付きのマイホームが夢、持ち家に住みたい、インテリアに拘りたいなど借金してでも買う価値があるものであれば良いです。
ただ、毎月の家賃とローン返済額を比較した時の損得勘定、もしくは見栄の延長での借金で不動産を買うなどあまりにも無駄な時間だと思ってしまうのは私だけなのでしょうか?
若いうちからペアローンでタワマン住んでいる人もいますが、優越感に浸りたい何者でも無いと思ってしまいます。
断捨離
既に60歳に近くなってきましたので、終活と言いますか、断捨離生活を目指すようになってしまいました。
今は持病も推定完治の状態になりましたので、いつもお腹もすっきりしています。
がん患者ががんを克服したときに幸せと感じるように、イレウス患者も腸がすっきりすることで幸せを感じるのです。
ここで「すっきり」と言えば視界も同じです。
はじめの写真が私のオフィスのデスクですが、視界がすっきりしているでしょ。
こういう環境で仕事をすると常に頭の中もすっきりしていますので、驚くほど仕事の効率が上がるのです。
仕事へのモチベーションはまず周囲をすっきりすることから始めると良いです。
いろいろ書きましたが、物を持たない生活が意外とシンプルで毎日気持ち良く過ごせます。
人生なんてアッという間ですから、人と比較した人生ではなく、自分をしっかり持って精一杯やりたいことやって死んで行けければ良いんじゃないですかね。
若いのに老後のことを考えている若者がいますが、これはまさに親の影響だと思います。
賢く生きるとは与えられた人生を楽しく生き抜く力を持つことだと思います。
人に頼らず自分の力で生き抜くと優越感ありますよ。
以上


