
言語化する能力は何か?
最近、「頭の中ではいろいろ考えているのに、いざ説明しようとすると言葉が出てこない」という人が増えている気がします。
実はこれ、私自身もよくあるんです。
いろんな人に話を聞いてみると、どうやら“テレビが娯楽の中心だった時代”に育った世代に多い傾向があるようで、要するに 説明が苦手な人が多いということなんでしょうね。
もちろん、私もその一人です。
一方で、うちの妻は本の要約が驚くほど上手なんです。
なぜかと言えば、子どもの頃からずっと本を読み続けてきたから。
今でも毎日のように読書しています。
逆に映像は苦手で、映画やドラマよりも本のほうが性に合っているタイプです。
そんな妻の影響もあって、私も最近は本を読む時間が増えました。
すると気づいたんです。
言語化が苦手な人は、片付けも苦手な傾向があるということに。
どちらも「整理」が必要だからなんでしょうね。
では、言語化の能力はどこで差がつくのか。
いろいろ調べてみると、幼少期の経験ももちろんありますが、やはり大きいのは 読書量だということが分かりました。
大事なのは「理解しながら読むこと」。
言語化の力は、結局ここに尽きると思います。
「読む脳」と「見る脳」の違い
活字を読むとき、脳は 文字 → 意味 → 映像化 というステップを踏んで理解します。
このとき前頭葉がフル稼働し、集中力が必要になるため、自然と鍛えられていくんですね。
一方、映像で理解する場合は、自分でイメージを作る必要がありません。
だから認知の負担が少なく、短時間で大量の情報を処理できます。
ただしその分、前頭葉は鍛えられません。
前頭前野は「脳の司令塔」と呼ばれ、 思考・コミュニケーション・感情のコントロール・記憶の整理 などを担っています。
つまり、活字を読んでいない人は、この司令塔が十分に働いていない可能性がある。
極端に言えば、社会で生きづらさを感じやすくなるのも不思議ではありません。
最近の引きこもりの増加も、こうした時代背景が関係しているのかもしれません。
映像中心の理解が抱えるリスク
映像中心の理解に偏ると、前頭前野が発達しにくいため、 「感情や衝動を抑えるブレーキ」が弱くなると言われています。
理解しがたい事件が増えている背景にも、こうした脳の働きの変化が影響している可能性は否定できません。
SNSや動画メディアが主流になった今、 “読む”という行為がどんどん省略されていく社会になっています。
その結果、情報を深く理解する力が弱まり、騙されやすくなる人が増えているのも事実です。
私の周りにも本を読まない人がいますが、 「すぐ騙されてしまうタイプ」が多いのは、まさにその典型だと思います。
読書がもたらす「深く考える力」
「読む脳」と「見る脳」は、どちらも理解はできます。
ただ、その後の行動がまったく違うんです。
- 読む人:理解したあと、さらに深く考える
- 映像で理解する人:瞬時に理解して終わる(深掘りしない)
映像は印象が強く、受け取ったまま理解してしまうため、 自分で考える余地が少なくなります。
だからこそ、言語化が苦手になりやすい。
結論としてはシンプルで、 本をたくさん読むことは、やっぱり良い。
これに尽きると思いますね。
以上

