
「生涯現役!」なんて言ってみたけれど…
「生涯現役だ!」なんて威勢よく言ってみても、いつ病気になるかなんて誰にもわかりません。
以前イレウスで入院したことがありまして…。それ以来、働けなくなるリスクについて考えるようになりました。
入院って、本当に怖いものです。
収入が途絶えるという現実は、実際に体験した人にしかわからないかもしれません。
というわけで、昨日のiDeCoの話に続いて、今日は「働けなくなったときの収入源=年金」について少しだけ書いてみようと思います。
もうひとつの年金
さて、iDeCoは「自分で作る年金」というキャッチコピーの通り、運用型の年金です。
リスクは低いとはいえ、ゼロではありません。
だからこそ、人生のお財布は複数持っておくのが安心。
私ももうひとつ、年金を持っています。それが「個人年金保険」です。
きっかけは
この保険、実は26歳のときから加入しているニッセイの「年金名人」という商品なんです。
きっかけは、なんと週一で観ていたチャラいテレビドラマ(笑)
主演は麻生祐未さんと宅麻伸さん。
結婚しないかもしれない症候群

あり得ないタッチで展開するドラマだったんですが、妙に面白くて…。今思えば、昭和のドラマって内容は薄くても、時代描写はうまかったなと思います。
そのドラマの第一話で、結婚しなかった女性が「年金」について悩むシーンがあったんです。
そこで「個人年金保険?」というワードが何度も出てきて、気になってニッセイの外商さんに聞いてみたのが始まり。
若さゆえの即決。
終身保険は知っていたけれど、「個人年金保険」は初耳だったんです。
掛け金も少なく、当時はそこそこ給与も良かったので、使い道がないなら寝かしておくよりマシだと思って即契約。
今思えば、単純なきっかけだったけれど、結果的に恩恵を受けているならバカとは言えないですよね。すべては結果論です(笑)
積み立ての威力に驚いた話
その後、転職で給与が下がったときに、ふと気になってニッセイの人に詳しく聞いてみたんです。すると、この保険の中身に驚きました。
月々の掛け金は7,999円。年払いだと95,988円。これを60歳まで支払うと、なんと倍になって戻ってくるという商品だったんです。
26歳から60歳まで支払う総額は3,263,592円。それが満期になると、年間720,000円を10年間受け取れる。つまり7,200,000円!夢のような複利定期です。
ドラマの中では、月16,000円の掛け金で年間3,000,000円が10年間戻ってくるという設定でしたが、私のは掛け金が約半分。それでも十分すぎるリターンです。
資産運用
こうして振り返ると、資産運用のきっかけって案外くだらないものかもしれません。
もしあのドラマが金の延べ棒に興味を持たせる内容だったら、私は1kgの延べ棒を買っていたかもしれません(笑)
1994年当時、金は1gあたり1,300円。1kgで約1,300,000円。ローンを勧められたら買っていたかも…でも金の価値を知らなかったから、さすがに手は出さなかったでしょうね。
もし買っていたら、今の価格は22,057,000円。約20倍です。
うーん、夢がありますね。
とりあえずが大事
人生はお金じゃない。でも「きっかけ」って、何気ないものです。
資産運用も、じっくり考えることは大事だけど、「とりあえずやってみる」もまた大切。
そんなことを、ふと振り返ってみた朝でした。
以上


