
リストラ
今回の内容は私が感じるパソコンメーカーの行く末予想です。
ですから、全て経験値です。
根拠は私の頭の中だけですので、なぜ?そう予想するか?だけ読んでください。
情報源の多くは部品関係者から聞いた世界的な動向がメインです。
部品ブローカー(サプライチェーン)は部品の流れやメーカー動向を良くつかんでいます。
流石、中国華僑の人なのですが、それも世代交代始まっていますので、若者はちょっと力不足の気がします。
そんなに確信染みた内容ではないのですが、これが5年後どうなっているか?
米デル・テクノロジーズは、2023年以降ずっと人員削減を続ける方針を示していますし、米ヒューレット・パッカードも同様に2023年以降人員削減を積極的に取り組んでいるみたいです。
中国レノボ社に関してはAI普及を視野に入れたリストラ策をどんどん出して生き残りを図っています。
大手3社の動向は参考になります。
パソコンメーカー
ここで私たちが目にする(知っている)パソコンメーカーがどれだけあるか?
考えてみます。
ところでどれくらいあるか?知っていますか?
有名なアップルコンピュータはじめ、windows機では最大手3社がDELL、HP、レノボで国内メーカーの富士通、NEC、VAIO、dynabook、パナソニックに台湾メーカーのASUS、ASER、GIGABYTE(ノートPC)などなど沢山あります。
それ以外でもマイクロソフトやマウスコンピュータ、イイヤマ(パソコン工房)、中国のベンチャーメーカーのツーウェイ、国内ブランドGMKtec、ショップブランドのサードウェーブ、話題になったHAUWAI(ファーウェイ)などなど、それ以外でも小さいベンチャーメーカーを含めると沢山あるんです。
こんなにあるの?
と驚くと思いますが、他にも中国には小さなメーカーがまだまだありますので、それが日本市場に少しずつ入ってきています。
日本にはこういう背景があるのです。
パソコンの市場は?
私のショップは日本語モデルしか扱っていませんので国内市場だけで言えば市場規模は確実に減ります。
他国である後進国がどれだけ今から発展するかにも依存しますが、全世界的にインフレの傾向にあるので昔のようにパソコンがどんどん売れる?と言うことはちょっと考え難いでしょう。
今までが増えすぎたんです。
ですから確実に需要は減っていきます。
ただ、windows11の切り替えで需要先食いをしますから一時的に回復しているように見えるのですが、その合間にリストラが徐々に加速すると思います。
ですから年末から来年にかけてリストラ(人員整理)が進んでいくでしょう。
それが大手メーカーのAI時代到来への試練なのです。
国内シェアの富士通、NEC、dynabookブランドは残りますが、中で働いている純社員は確実に減ります。
パソコンのブランド自体は残ると思いますが、中身はレノボです。
事実上はレノボの中のMateブランドになります。つまりLenovo Mate タイプMLという感じです。
既にNECのPCの中身はレノボと刻印がある部品ばかりです。
ちなみに下記はNEC Mate の中身ですが、Lenovoとマークの部品ですよね。
Mateは全機種そうなっています。VersaProも徐々になっていきています。

dynabookに関しては鴻海メーカーのdynabook ブランドになると思いますが、今後のことを考えれば規模縮小が必至と思います。
結論
恐らく、2030年までには国内メーカーは統合され、パソコンのブランドだけが残るか?残らないか?だと思います。
消えるブランド、残るブランド様々ですかね。
富士通 NECはそのままレノボ、Dynabook は鴻海に統合され、ブランドだけ残るでしょう。
VAIOは分かりませんが、個人的には多分無くなるでしょう。
ですから、windows機メーカーは3社が残り、ベンチャーメーカーが細々と競争していくいう形が自然です。
中堅メーカーが一番厳しいですから、そのリストラが加速するでしょう。
ただ、レノボは中国市場の関係でちょっと経営が苦しくなるかもしれませんからIBMのPC事業買収の時のようにブランドだけもらって社員切り捨ての大リストラが始まるかもしれません。
富士通とNECパーソナルの社員は大変です。
どちらにしてもパソコンの市場はどんなに頑張っても落ちていきますから次のビジネスを考える時期と思います。
以上


