UTMが信用できない理由(わけ)

働き方

時代が逆行している

私の会社は東芝テックさんの販売代理店でもあり、協業していく関係にあります。

ただ、何でもかんでも売ればいいとは思っていません。

特に UTM の販売に関しては私の会社が慎重です。

先日、仲の良い営業マンから「なんでUTM売らないの?」と聞かれました。

そのときは急だったのでうまく説明できませんでしたが、今日はその理由をちょっと整理して書いてみます。

信用できない理由

そもそもUTMって何なのか?

恐らく、UTM(Unified Threat Management)と聞いてもピンとこない人が多いと思いますが、NTTグループが積極的にお客さんに提案しているので恐らくどこかで聞いたことがあるのではないでしょうか?

またの名を統合脅威管理の箱。

ファイアウォール・アンチウイルス・Webフィルタリングなどを1台にまとめた“全部入りセキュリティ機器”です。

便利なものが増えました。

アサヒビールなどの事件のストーリーを強引に作れば、ITに疎い人は騙されてしまうかもしれません。

ですから「セキュリティ」という言葉は便利なんです。

売らない理由

一言で言えば、自分の考え方から外れているので売らないだけです。

「恐怖を煽って買わせる」というのが嫌いと言いますか、売り先はITに疎い経営者でしょ。

こういう内容が出始めると恐らく「詐欺商法」に入ると思います。

「効果の有無」の裏が取れないんです。

データはそのメーカーが出したものしかありません。

これで信用しろ!というのがナンセンスです。

単にNTTなどの大手が売っているから犯罪にならないだけと思いますね。

簡単に考えれば、これは今までの事務機器やクラウド商材とはちょっと違いますよ。

営業トークとしては「インターネットの入り口を守る」「スパムメールも防げる」と説明しやすい商品でもありますし、最大のポイントはこれ一個入れておけば安全ということです。

私の基本的なビジネスの考え方は「効果」があって初めて「導入」であり、「これを入れて便利になった」というものに遣り甲斐を感じるからです。

つまり、これは「あなたの悩みは解消する」という不安ビジネスに近いからです。

これ解りますか?

そういう商材に限っては「これ何の効果があるのか?さっぱり解らない」という意見ばかりなんです。それが答えです。

「効果がある」という気持ち的な商材は本来怪しい会社が売るものなんです。

ウィルスワクチンなどの安価なセキュリティであれば良いですが、結構な高額商材でしょ。

売る側も結構良い利益なんだと思います。

1台売れば2,3十万利益あるんじゃないですかね。

私は売ったことないので分かりませんが、とにかくそういう怪しいビジネスの商材は高すぎるんです。

不安なら買え!

金があれば払える人は払います。

でも、それで良いの?

単に大手企業が売っているからビジネスライクな商材に変わっただけで、今までのITビジネスとはちょっと違いますよね。

不思議なく売っているまともな会社がいるのも信じられないです。

侵入経路はメールがほとんど

UTMがメールのフィルタリングをしているのも解ります。

だから、侵入経路からメールをフィルタリングすれば良いという考え方も解ります。

でも、ウィルスワクチンソフトではダメなの?

という疑問も沸いてきますよね。

「じゃあ、ここはどうなの?」「じゃあ、あそこはどうなの?」という議論になると、それこそ分からなくなってくるんです。

いろいろ考えるのが面倒なので、これ1台入れておけば安心だったら、それに越したことは無いです。

そういう人がUTMを導入しているのだと思いますが、導入した人でそれを理解している人がどれだけいるんでしょうね。

私は単にそういうビジネスが嫌いなだけであり、だから売っていないのです。

その考え方が損かもしれませんよ。

でも、得だから何でもしていいのか?

そうじゃないですよね。

金だけを稼ぐのであれば、もっと他にもいろいろありますし、偽ってまで売らないといけないという経営状態でもないので売っていないだけです。

「それ売らないと倒産する」

という会社であれば仕方ないのかな?

そういうセキュリティに関しては互いに打ち消し合いということもあり、シンプルにしておくことが最も重要で、最大のセキュリティは使う人が学ぶことでしょ。

最大のセキュリティ

このUTMに関しては議論がイタチごっこになりますので、このへんにしておいて、私が思う最大のセキュリティは“人が理解して使うこと”なんです。

先ほどの住宅のカギを考えても、

・鍵を無くす
・スマホ連動機能が使えなくなる
・仕組みを理解していない

などが起きれば、逆に不便であり、それは危険です。

UTMも同じで、実は仕組みを理解していないまま導入するのが一番危険なんです。

一般企業であれば、

・ウイルス対策ソフト
・基本的な運用ルール

私の経験から言っても、これが現実的なラインだと思います。

せめてUTMなどを導入するのであれば、管理していくシステムに精通する社員が必ず必要で、それが居ない会社は一般的なセキュリティソフトまでと思いますけどね。

以上

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