
武勇伝の多い人生
昨年から、私のショップでも宅急便(ヤマト運輸)を使えるようになりました。
それ以来、佐川急便さんに加えてヤマトさんのドライバーともよく話すようになり、毎日のようにいろんな話題が飛び交います。
この2社のドライバーさん、意外と個性がはっきりしていて面白いんですよね。
そして彼らが話してくれる“物流のリアル”は、世の中の動きを肌で感じられるほど生々しい。
そのあたりはまた別の機会に書くとして、今日はヤマトのSさんと盛り上がった「武勇伝」の話を綴ってみたいと思います。
武勇伝ってありますか?
ここでいう武勇伝とは過去のヤンチャなエピソードや仕事の苦労話などです。
その武勇伝でその人がどんな人生を歩んできたのかが見えてくると思っています。
ですから「武勇伝ってありますか?」と聞くんですが、すぐに答えられる人はそんなに居ないんです。
中には語られた内容が“それ武勇伝??”と呼べるほどの重みが無い人もいます。
昨日、Sさんが話してくれた武勇伝は「借金と保証人で苦労した話」。
これ意外と凄いと思うんですよね。
人生でよくあるテーマですが、Sさんの場合は“借りる側”ではなく“貸す側”だったんです。
そして保証人になった結果、自分が返済することになったという内容もありました。
お金が絡んだ武勇伝の苦労は、想像を超えるものなんです。
自分の武勇伝は何か?
じゃあ、自分に武勇伝があるか?
私自身の武勇伝を挙げるなら、サラリーマン家庭で育った自分が起業し、自力で稼ぐようになったことだと思います。
これ意外に簡単なように見えてかなり深いんです。
もちろん他にも苦労話なら山ほどありますが、起業のエピソードは実際にやった人にしか分からない独特の重みがあります。
人には言えない。
でも、どこかで分かってほしい。
そんなジレンマを抱えながら歩いてきた道のりなんです。
“孤立”という最大の難所
今だから言えますが、私が起業したのが38歳のときで、退職後に経験した最大の出来事は「孤立」なんです。
何とも言えない虚無感がありました。
現実とのギャップでしょう。
同時に妻も精神的に病んだ時期もあったんで、もう大変でした。
私の人間力が足りなかったと言われればそれまでですが、誰からも相手にされないという虚無感は、人生で二度目の挫折だったと思います。
そこから襲ってくるのが「不安」です。
起業とはここまで精神的に追い詰められるのか?
そう、考えたこともありました。
結局は頼れるものは、お金だけだったのかもしれませんが、私の準備不足というものもあり、自分を恨んだ時期もありました。
当時の起業資金でもある800万円が土台となり、そこから一つずつ人生を組み直していった記憶があります。
人との出会い、感謝、そして我武者羅に学び続ける日々。
とにかく、我武者羅というか?必死でしたね。
“自分を知る”という作業
理想の人生があり、現実とのギャップを感じる日々だったんです。
私が起業した理由は、夢を追ったということではなく、「仕事を苦行と思わず、楽しく働けないか?」という問いからでした。
そういうことをふと、思ったんです。
だからこそ、自分が何者なのか、何ができるのかを徹底的に知るようにしました。
その結果が、今の再生部品事業につながったのだと思います。
自分の力で生きていく
起業しても社員が沢山いる会社の代表者として生きている姿が全く想像できなかったんです。
むしろ個人まりとしたオフィスで自由に仕事をする姿しか想像できなかった。
これが現実だと知ってから流れが変わったと思います。
自分に正直に生きるということは難しくもあり、意外と簡単だったんです。
そんな武勇伝なのですが、人間が成長していく過程で必ず作られるものなのです。
今の若い人に言いたのは、ぜひ人を頼りすぎず、自分の力で生きる経験をしてほしいいうことです。
そして武勇伝をいくつも作って欲しいですね。
以上

